学区の実態

 本学区は,西方に海抜300mほどのなだらかな丘陵が蔵王連峰に続く,東西約7km,南北約3kmのほぼ長方形に近い平坦な地形に位置しています。

 昭和30年,円田村と宮村の合併により蔵王町が誕生しました。縄文・弥生時代の頃から開けたこの地域は,米や野菜だけでなく,果物の産地としても古い歴史をもち,年々生産が伸びています。特に梨は,県内随一の生産量を誇っています。

 地域は農業及び果樹経営といった第一次産業を主体としていますが,工場等の進出により,兼業農家,また,共働き家庭が増加する傾向にあります。学校に対する家庭の関心は高く,教育活動に対し積極的に協力をいただいています。

 学区のほぼ中央に位置している本校は,スポーツ少年団による校庭,体育館等学校施設の利用頻度が高く,社会教育の面でも大きな役割を担っています。また,本学区は蔵王連峰を中心とした観光ルートの要衝にあるため,交通量が年々増加傾向にあり,交通事故の防止が重要な課題となっています。